富士山の山頂に行ってきました

私が送ったはがきの中で患者さんが超感激して

「家宝にします。」とたくさん連絡が入ったはがきがあります。

それは、富士山山頂に夏の間の2か月だけ開く郵便局があって

そこまで患者さん用の残暑見舞いを800枚持っていき投函しました。

大きな消印で富士山山頂と富士山の絵と日付が入った赤いゴム印が押してあります。

私も欲しくって、自分宛にも送りました。今でもとっています。

サプライズ葉書は効果ありました。何年たっても夏にはその話題があります。

こんなハガキは他にないか、アイデア思案中。

2年後の8月にまた登る予定です。65歳高齢者記念に富士山に登ります。

また残暑見舞いも考えています。誰かご一緒しませんか?

それまで成功していたいですね。

180日プログラム5期受講生の受講生のオンライン掲示板の2017年9月22日の投稿より引用

この「投稿」から全ては始まりました…。

こんにちは。

YMC株式会社の山本です。

先日の8月12日〜13日にかけて富士登山にチャレンジしてきました。

弊社のコンサルティングプログラムの卒業生の先生が誘ってくださり合計3名で登山してきました。

無事に、剣ヶ峰(3,776m)まで行って、そのあと、ご来光も拝んで下山。

いや〜、まじでキツかったですね(笑)

この富士登山でも色んな「学び」や「気付き」がありましたのでシェアしたいと思います。

「2年後の富士登山」の誘いに「行く」と決められるか?

富士登山のお誘いがあったのが2017年9月22日です。

実に、2年前から計画の話があったんですね。

僕はこの2年前にすでに「行く」と決めてました。

なぜならば「富士山に登る」という目標を10年くらい前から立てており、

●達成したいことリスト

に書いていたからです。

もうこれは「チャンスが来たし、行くしかないだろ」と。

決めたら行けるんですよね。

「2年後かぁ、まだ先の予定だし、気分が乗れば行けたら行こうかな…」

「興味はあるけど、そのときの状況がどうなのかわからないし…」

という感じで「決められない」場合は、行くことができません。

当たり前ですが、非常に重要な部分です。

今回は、「富士登山の達成」がターゲットですが、「売上目標」も同じことです。

◯年後に、◯◯万円行くと決められるか、どうかです。

決めたら動き始めることができます。

あと僕は「富士山に登ること」を普通にイメージできました。

イメージできるということは

●それを達成できる素質がある

ということなんですね。

僕は、総理大臣になった自分を全くイメージできませんし、なろうとも思ったことはないので、

たぶん総理大臣になる素質はないんだと思います。

でも、自分でイメージできること、たとえば、

「こういうことが、やりたいなぁ」

「こうなれたら良いなぁ」

と願望を持つことができれば、それを実現できる「素質」が備わっているということです。

あとは「やる」と決められるかどうか、です。

行ってみなければわからないことが山程あった

ただまあ、実際に登ってみると、想定外のことがたくさんありました。

高山病を甘くみてた問題

ちなみに、僕は登山を一切したことがありませんでした。

なので標高が高いところを、ほとんど体感したことがなかったんです。

高山病ってやつがあることは知ってましたが、全くのノーマーク(笑)

富士登山の出発地点の富士スバルライン五合目に着いた時点で、すでに軽い頭痛が出てまして、高山病の初期症状になってるわけです。

※五合目でもすでに標高2,300メートルを超えている

足の筋力などは十分鍛えてたんですが、そういえば高山病の対策は全くしてなかったんですよね。

途中で一時的に頭痛はおさまったかと思いましたが、標高が高くなるにつれ、頭痛がまた起き始め、気分も悪くなるという状態に。

結局、下山途中まで高山病の症状が続き、最終的に嘔吐(笑)

吐いたら、だいぶ気分良くなりましたが、登山時間のうちの5割くらいの時間は、ずっと気分悪かったです。

山頂でも、まともな思考ができず、ずっとボ~っとしてました。

高山病対策の薬を用意したり、低酸素状態をシミュレーションしたトレーニングだったり、高山病予防グッズも色々と準備しておけば良かったなと。

荷物を持って行き過ぎ問題

初めて登るってのもあり、不安で色々とザックに入れて持っていってましたが、意外と使いませんでした。

ザックも登山用じゃなかったので重かったです。

荷物も厳選して、もっと軽くすべきでしたね。

特に衣服系で余計なものをだいぶ持っていってましたね。

荷物が重くてザックの締め付けがキツかったことも高山病の原因になってたかもしれません。

あとコンタクトレンズを持っていってましたがメガネかけっぱなしで使わなかったことも後悔でした。

下山時に雨が降って、メガネに水滴がついて視界が激烈に悪かったです。

コンタクトレンズだったら、もっと快適でしたね。

ご来光を待ってる時間が寒すぎ問題

深夜の12時半に本八合目を出発して、山頂を目指すわけですが、割と早く着いちゃうんですよ。

ご来光を山頂で見るために、数時間の待ち時間があったわけですが、その間、風を避ける建物の中で待つことができませんでした。

このときの防寒が甘かったですね。もうガクブル状態ですよ(笑)

一応、こういう状態のときに使いたかったホッカイロを、ザックのどこに入れたかわからなくなり、使えなかったことが最大の後悔です(笑)

山頂では見つからなかったホッカイロですが、下山してザックを探っていると出てくるという(笑)

極寒で気分も悪く頭痛もガンガンだったため、思考が全く働いてなく探せなかったですね。

登山客が多すぎ問題

あと1年のうちで最も富士登山客が多い日に登ったので、山頂なんて大渋滞。

自分たちのペースで登れませんでした。

山頂でゆっくりする気にならないくらい、ごったがえしてました。

もう少し時期をずらしたら、もっと快適に登れますね。

上記が反省点でしたが、これらを踏まえて準備するので、次の富士登山は、もっと快適に登る自信があります。

経営も同じですね。

行動した結果の反省点を踏まえて、次回から改善する。

これを繰り返せば業績は、確実に伸びます。

富士登山で垣間みたビジネスの原理

あと、富士登山をしてみて、ビジネスの原理原則を垣間みましたね。

「日本一」だから人が集まる

なぜこんなに富士登山が人気なのか?

答えは簡単で「日本で1番高い山だから」でしょう。

わざわざ、日本で3番目に高い山に登ろうとする人はいませんよね。

僕なんて登山経験ゼロでしたが、富士山だけは登りたいと思いましたもん。

ライトユーザーを取り込むには、とにかく「1番」じゃないとダメだってことです。

ビジネスも、何かで1番を目指しましょう。

人が必ず通る場所(導線)に関所のごとく店を出すと必ず売れる

今回、僕らが通った吉田口登山道は、山頂まで一本道なんですね。

その道を通らざるを得ないわけでして、その途中にある山小屋でトイレしたり、水買ったりする必要があります。

100%のトラフィックが通る道の脇に店を出せば、確実にモノが売れるわけです。

※トイレも有料で1回200円かかる

ちなみに品質は関係なく売れます。

なぜならば、そこで買うしかないわけですからね。

観光地ビジネスって、基本的にそういう構造になっています。

有名な観光地に入り込んで店を出すことができれば、もう勝ったも同然。

つまり、良い場所(トラフィックが多い場所)に独占的に課金ポイントを作ることができれば、殿様商売ができるわけです。

さらに希少だと値段が高くなる

富士山の山小屋の売店では色んな物が売ってますが、全ての値段が高いです。

500mlのペットボトルの水が500円かかります(笑)

でも、標高の高い山で手に入る貴重な水なので、高くても買わざるを得ないですよね。

それに対して文句を言っている人は1人もいません。

特定の場所でしか手に入らない希少なモノに対して、人は高いお金でも惜しみなく払うわけです。

これを治療院ビジネスに当てはめるとしたら、やはり自院の希少性を高めるための努力を、しなければならないわけです。

こんな感じで、2019年のお盆は貴重な体験ができました。

また行くことがありましたら、ご一緒しましょう(笑)

山本