健康保険に関する集団指導を受けてきました

こんにちは。

YMC株式会社のヨリミツです。

先日、スタッフの代わりに健康保険に関する集団指導を受けてきました。

ヨリミツ治療塾では健康保険をほとんど使っていないので、あまり関係はないのですが3院全体で月に数万円だけ請求があるので一応参加したという感じです。

この中で印象に残ったワードは

  • 水増し請求
  • 架空請求
  • 慰安での健康保険使用
  • 亜急性外傷での健康保険使用

これらをこの指導では強調していたように感じます。

水増し請求、架空請求は論外として、

  • 慰安での健康保険使用禁止の強化
  • 亜急性外傷での健康保険使用禁止の強化

というのは、整骨院の実態として、かなり痛い話になってくるのではないかと思います。

ヨリミツ治療塾は、どのように健康保険依存から脱却したか?

今後もこの健康保険締め付けというのはどんどん進んでくると予測しています。

私の運営している治療院でも7年位前は健康保険を中心に運営していたことを記憶しています。

針の健康保険もけっこう使っていましたし、柔整の保険もバリバリに使っていました。

しかし、この数年後に状況は一変してきます。

健康保険への締め付けがきつくなってきたのです。

鍼治療への健康保険はうちの施術所ではなく医師の診療所に「適正化を図るように」という指導がなされるようになったりしました。

柔整の保険は書類の返戻がどんどん増えていくのを感じました。

(これはやばい・・・)

このときくらいからでしょうか、ついに一部自費診療を取り入れるようにしていきました。

最初は全然自費の売上も立たなかったのですが、なれてくるうちに徐々に自費の売上も増やせる様になってきました。

健康保険の返戻が増えているときと同時期くらいでしょうか、うちの治療院でHPを作成してインターネットで検索できるようにしました。

このときの反応は良かったですね。

周りの事業者がHPを持っていなかったので検索しても表示されるのはヨリミツ治療塾だけだったですからね。

いわゆる「一人勝ち状態」を1年半くらい継続できました。

それ以降は他の事業者もどんどんHPを作って来たのでやはり反応は落ちました。

しかし反応が落ちたということで黙って見ているわけにはいきません。

今度はHPを広告するPPCというインターネット上の広告に手を付けました。

これも最初は上手く行かなかったのですが、徐々にコツをつかみ反応が取れるようになってきました。

最初は広告費5万円とかでも広告費を捻出すること自体が痛みを伴っていました。

心理的に無形のものにお金を使う感覚がないときは痛みを感じます。

しかしこれも徐々に感覚が変わってきます・・・。

「これ今5万円くらいだけど、10万円の予算にしたら新規患者さんが2倍くるのか?」

という風に考えれるようになってきたのです。

そして今では多くの新規患者さんが毎月来院してくれる治療院になりました。

今では、自費と自賠責の患者さんが合わせて毎月100名くらい来ます(再診ふくまず)

11月は多くの治療院で閑散期だと思います。

私も11月は閑散期だと考えていますし実際夏と比べると新規の数も落ちています。

11月16日現在のメインの治療院、新規51名(再診ふくまず)

新規がある程度入ってきてくれていると経営的には安心感があります。

しかし、もし今までの流れを踏んでおらず、HPも無く、広告もしていなかったらこの結果は無かったと思います。

しかもヨリミツ治療塾は交通事故治療以外はほとんど自費診療です。

健康保険の集団指導もあまり耳も痛くありません。

はっきり言って他人事として聞き流せます。

今後も健康保険の締め付けは厳しくなる一方なので、もし自費へ舵を切るなら早めが良いと思います。

明日からいきなり自費ってのは実際はほとんど無理です。

なにせ、やったことないことですので、いきなり上手く振る舞うことはできないからです。

ある程度の時間をかけて慣れていく必要があると思います。

人によって差はあると思いますがそれでも明日からというのは不可能だと考えた方が無難です。

リスクだらけ経営スタイルになってしまいますからね。

しかし今からでも変えることは可能です。

もし健康保険診療に不安を感じているようなら少しづつで良いので方向性を変えていってみましょう。

5年後の未来を暗いものにしないために。

それでは今日はこのへんで。

ヨリミツ