なぜ「那須川天心 vs 堀口恭司」を僕が興味を持って観てしまったのか
こんにちは。
YMC株式会社の山本です。
2018年9月30日。
格闘技界における世紀の一戦が行われました。
- 那須川天心 vs 堀口恭司
この一戦は、久しぶりに胸躍る試合でした。
「那須川天心 vs 堀口恭司」観ました?
2004年12月31日に開催された、山本KID徳郁 vs 魔娑斗を彷彿するような対戦。
あの大晦日のときも、ワクワクしながら職場でテレビを観てたのを思い出します。
当時、僕はビリヤード&カラオケ屋で店長をしており、毎年の職場のルールで、
- 大晦日はテレビを見ながら仕事をして良い
というのがあって、そのときに見てたのが、この山本KID徳郁 vs 魔娑斗戦でした。
山本KID徳郁はMMA(総合格闘技)が専門で、魔娑斗はキックボクシングが専門。
KIDが挑戦者というカタチで、魔娑斗にキックボクシングルールで挑むという試合でした。
当然、キックボクシングルールなので、魔娑斗が圧倒的に優位なんですよ。
ただ、
「この山本KIDとかいうやつ、マジで動きがやばい。センスが凄い」
という感じ。
練習の鬼の魔娑斗に対して、センスの塊で野獣のようなKIDという構図で、
「おいこれ、ヘタしたらKID勝つんじゃね?」
という期待をさせてくれるようなマッチでした。
その期待に答えてくれるかのごとく、魔娑斗からダウンを奪うKID。
まあ、最終的には、魔娑斗が判定で勝つんですが、
あの試合以上に印象に残る格闘技の試合は、その後、組まれなかったと思います。
あ、いっときますが、僕は格闘技マニアというわけではなくて、単なるミーハーのファンですが、このライト層に話題が届くほどのビッグマッチがなかったんですよね。
なぜ「那須川天心 vs 堀口恭司」を僕が興味を持って観てしまったのか
そもそも、僕は、那須川天心も堀口恭司も、存在自体を知らなかったんです。
発端は、
- KIDのガン闘病中が発表された
ことにあります。
(おいおいまじか)
と思って、感慨深くなってしまって、You Tubeで昔のKIDの勇姿を観てたんです。
すると、KIDの弟子の「堀口恭司」という総合格闘家の名前が出てきて、誰だと思って、You Tubeで堀口恭司の試合を再生してみると・・・
「なにこれ、超強い!!!こんな日本人いたんだ!」
ということになったんですね(笑)
しかも、試合後のマイクパフォーマンスで、
「那須川くん、やろうよ」
とキックボクサーに宣戦布告してる(笑)
那須川天心とは、いまキックボクサー界の神童と呼ばれる存在で、当時の魔娑斗のような感じですよね。
とにかく天才的に強いわけです。
このマイクパフォーマンスは、KIDが魔娑斗に宣戦布告したときのオマージュになっているんですよ。
KIDは試合後のマイクパフォーマンスで、
「ちょっと日本のみんな、景気良くないし俺が盛り上げたいから、魔裟斗くん、二人で試合でもして日本を盛り上げましょう。試合終わったら渋谷でも行って二人で飲もうよ。」
という有名なセリフがあるんですよね。
このセリフから、始まった。
その2004年の大晦日の試合が、世代を超えて実現するかのような、世代を超えた戦いが、KIDの弟子によって行われようとしている。
それで興味を持ってしまったわけですよ。
しかも、2018年9月18日、試合がおこなわれる少し前に、師匠のKIDが亡くなってしまうわけです。
(さらに堀口恭司の幼少期からの空手の師匠も、つい最近、ガンで亡くなっている)
2人の師匠の最高傑作である堀口恭司と、天才キックボクサーの那須川天心の戦い。
なんか、世代が入れ替わっていくような、そんな一戦だったわけです。
つまり、「あの頃を思い出すキッカケ」があったんですよね。
もう、こうなると、観るしかなくなる(笑)
1つ目は過去の偉大な選手の死という「話題性」が理由。
選手のバックグラウンドや人間性を、ドキュメンタリーとして公開していた
そのストーリーを教えてくれる、動画が秀逸なんですよね。
選手に感情移入させるような動画を作って公開してるんです。
▼RIZIN CONFESSIONS #22
RIZINという格闘技の興業なんですが、運営会社がプロモーションも頑張ってます。
ちゃんと観客を集めて、ビジネスとして成り立たせなければならわいわけで。
このRIZINは、結構、選手の人間性であったり、バックグラウンドのストーリーを動画で公開してて、これは上手だなと思います。
「RIZIN CONFESSIONS」の動画シリーズは、スゴく良くデキてて、音楽のセンスとかも非常に良い。
このへんは、「RIZINわかってるな」という感じです。
興味ある人は「RIZIN CONFESSIONS #1」から観てくれたら。
堀口恭司のファンになると思います(笑)
堀口恭司という選手のバックグラウンドを知ってしまって、彼が戦う理由を知ってしまった。
過去を振り返ったり、どんな思いで試合をしているのか、どんな苦悩があるのか、そういう「人間性」の部分にフィーチャーするのはコンテンツとして面白いですね。
2つ目は「ストーリーがあったから」が理由。
異種格闘技戦は、とにかく興味深い
さらに、今回は、総合格闘家(伝統空手出身)の堀口恭司と、キックボクサー(極真空手出身)の那須川天心の試合です。
いわゆる異種格闘技戦なんですよね。
もともと、堀口恭司は伝統派空手出身で、総合格闘技の中でも、打撃を中心に戦うタイプです。
しかも、そこらの総合格闘家だと太刀打ちできないレベルなんですよね。
対する、那須川天心は、キックボクサーなんで、立ち技の専門家。
「この那須川天心のキックボクシングに、堀口恭司の伝統派空手が通じるか?」
が見どころだったんです。
過去にも、
- 猪木 vs モハメド・アリ
などが盛り上がったように、どの格闘技が一番強いのか、という好奇心は、非常に興味をそそります。
漫画の『グラップラー刃牙』や『喧嘩稼業』でも異種格闘技戦のストーリーですよね。
「普段なら、絶対に戦うことがないモノ同士が戦ったら、どっちが強いんだ」
という知的好奇心は、必ずみんな持っているんですよ。
虎とライオンが戦ったら、どっちが強いんだ的なね。
つまり、めったに観られない屈指のカードで「希少性が高い」試合だってことです。
この試合を観た、3つ目の理由は、
「希少性が高いレアなカードだった」
からです。
まとめ
まとめると、こんな感じです。
- 話題性
- ストーリー
- 希少性
この条件が揃ってしまい、僕はまんまと試合を観てしまったわけです。
これらから僕らの治療院ビジネスにも大いに活かせる要素がたくさんあると思うので、
利用してみて下さい。
特に「ストーリー」などは、すぐに活かせると思いますよ。
RIZIN CONFESSIONSを全部見て勉強してみて下さい。
山本