大手飲食店に学ぶDM(チラシ)キャンペーンの極意
こんにちは。
YMC株式会社のヨリミツです。
今日は、鱧(ハモ)について書いていきたいと思います。
ハモは夏の季節の魚で関西方面ではおなじみの高級魚です。
ウナギやアナゴの仲間なんですって。
そして今回このハモなんですが、私の自宅近辺の「庄や」を経営している大庄グループが、
ハモの料理の半額キャンペーンを打ってきています。
その内容とは・・・
- ハモしゃぶ
- ハモの湯引きと焼霜造り(梅肉と酢みそで)
- アナゴの刺身
- ハモとアナゴの天ぷら盛り合わせ
とにかく美味そうですよね。
朝から酒が飲みたくなります(笑
そしてどうやってこれを知ったかというと、庄やグループは
「特定期間引受、配達地域指定」
という配達方法で郵便局のハガキという形で送付してきていたからです。
いわゆる、DMですね。
これは、けっこう効果的ではないかと思います。
理由は日本郵政が配達する郵便物は、到達率が高いからです。
DMなどの紙媒体広告の到達率が高いのは、やっぱり郵便局のサービス
郵便局の配達員さんだと、ちょっと住所に不備があったとしても、届けてくれる場合が多い。
配達の方が地域住民の情報を把握しているので、チャイムを鳴らして本人確認したりするくらい、ちゃんと郵便物を届けてくれます。
※今回のハガキは配達地域指定となっており特定のエリアに全て投函しているのでチャイムをならしたりはしないと思いますが
一方、他社のサービスは、今までの経験上では、残念ながら到達率が悪い・・・。
治療院で、たまに顧客に向けてニュースレターを郵送したりするんですが、結構な数が宛先不明で返って来ます。
あとポスティング業者なんですが、アルバイトを使ってポスティングをしているケースがほとんどです。
たまにちゃんと投函していないケースもあります。
印象としては到達率はあまり良くないのではないかと感じています。
この様に到達率で考えると、打ち出したい内容を書き込むスペースは少ないですが、郵便局のハガキなら、かなりターゲットエリアに正確にリーチできると思います。
配達地域指定郵便物
この到達率もそうなのですが、今回持ってきている商材も秀逸だと感じます。
その季節しか提供できないメニューを客寄せ商材として利用する
季節の商材(つまり季節限定)を、フロントエンド(客寄せ商材)として使っているのでオファーはより強烈になります。
こうやって考えるとやっぱ、大庄など、大手グループのマーケティングは考え抜かれていますね。
もしこのフロントエンドが”ポテト半額”とか単純に”刺盛り半額”だけだと、なんらかの制限を設定することができずにオファーが弱くなってしまいます。
まとめますと、近隣の店舗に近い住民に、季節限定の高級食材をフロントエンドとして提供し、ハガキという到達率の高い媒体を使ってシンプルに告知をして顧客を引きつけようとしている。
という感じです。
この戦略は是非一つのケースとして参考にしたいですね。
というわけで、今度、ハモを食べに言ってきます(笑
それでは今日はこのへんで。
ヨリミツ