スタッフが辞めることは、悪いことではない
こんにちは。
YMC株式会社の山本です。
今回は、
- 反応
についてお話します。
反応って言うと、
「刺激を受けた結果として変化や活動を起こすこと」
のことですね。
先生もたくさんの患者さんを施術するのでわかると思います。
身体って施術によって、何らかの反応をしますよね?
この反応をどう捉えるかって、非常に重要な部分なわけですよ。
多くの残念な方は、その「反応だけ」を切り取って全てを判断してしまいます。
例えば・・・
鍼治療なんかをしたときに、身体がダルくなる場合があります。
ダルくなるって反応なわけですが、この部分のみを切り取ってしまうと、どうなるでしょうか?
「ダルくなる」って、一般的には悪い反応なワケですよ。
でも、あなたは治療家だからわかると思いますが、そのダルさは一時的なものであり、身体が良い状態になるための「好転反応」ですよね?
他にも、筋トレをしたら、身体には「筋肉痛」という反応があります。
「痛み」という反応だけを見ると、悪いことのように思えます。
だから、痛み止め薬が販売されているわけですよ。
でも・・・
「筋トレ」自体は悪いことではないですよね?
考え方として重要なのは、
「良い行動をした場合は、反応がどうであれ、良い」
わけなんです。
逆に、
「悪い行動をした場合は、反応がどうあれ、悪い」
わけなんです。
意味分かりますか?
大事なので、もう一回言います。
- 良い行動をした場合は、反応がどうであれ、良い
逆に、
- 悪い行動をした場合は、反応がどうあれ、悪い
例えば、タバコを吸うこと。
人それぞれ、タバコを吸ったときの反応は異なります。
人によっては、気分が落ち着いたり、イライラが解消されるという反応が出ます。
反応の部分だけを切り取ったら、良いことのような気がしてきます。
でも、タバコを吸う行為って身体に悪い行動ですよ。
分かりきっている事実です。
これは、治療院の経営でも、同じなんです。
良い行動をしたら反応はどうあれ、良いこと
弊社の経営プログラムに参加すると、たくさんの課題が与えられます。
それらの課題を自院の中で実行をするわけです。
実際に、色々とやらなければならないことを認識するので、それをスタッフに伝えることになります。
すると、何人の先生から、
「あれこれと指示を出したら、スタッフが辞めてしまいました」
という報告があったんです。
これ、1人だけではなくて、3人か4人の先生から同じような報告がありました。
どう思いますか?
「経営プログラムで学んだことをやってスタッフが辞めてしまいました!どうしてくれるんですか?」
って普通なら言われてしまいますが、このプログラムの掲示板では、
「あのスタッフが辞めてくれて良かった」
という議論がされていました。
当然、スタッフが辞めるって、一般的には悪い反応なんですよ。
でも、このプログラムでお伝えしていることは、
- 治療院にとって100%良い行動
なんです。
例えば、
「スタッフ紹介を作って院内に貼りましょう」
とか課題が出るんです。
ブログやホームページには、スタッフの顔やプロフィールを載せましょうとか、課題が出るんです。
これって、患者さんにとって、100%良いことですし、100%治療院にとって良い行動です。
でもですよ。
「私はそんなことしたくない。顔は出したくない」
とか言ってスタッフが辞めるわけです。
ここで、さっきの言葉を思い出して下さい。
- 良い行動をした場合は、反応がどうであれ、良い
逆に、
- 悪い行動をした場合は、反応がどうあれ、悪い
意味、分かりますよね?
そのスタッフは辞めてもらって正解なんです。
一時的には人手が足りなくなるので、キツイかもしれません。
マンパワーが減りますから。
でも、それは、良い治療院になるための、好転反応なんですよ。
スタッフが辞めることは悪いことではない
一般的に、スタッフの離職率は低いほうが良いと言われています。
でも、それだけが基準ではありません。
マッキンゼー・アンド・カンパニーという、世界的なコンサルティング会社があります。
超利益率の高い、強い企業です。
そこの離職率って知ってますか?
2年経ってベテランと言われなければ、辞めざるを得ない雰囲気になるそうです。
つまり、
- やる気のないやつ、できないやつは去れ
という社風なんですよね。
当然、筋肉質な組織になり、利益率もメチャクチャ良いわけです。
何が言いたいかというと・・・
目に見える「反応」や「事象」や「症状」だけをみて、良い悪いを判断してはイケナイってことなんです。
良い行動をしたか、悪い行動をしたかで、判断をしてください。
「反応」ではなくて、「行動」にフォーカスをしなければならないのです。
今回の180日プログラムでは、そういった良い行動が強制的にとれるような仕組みを整えております。
「反応」や「事象」だけをみて、行動を制限してはいけませんよ。
ぜひ、筋肉質な治療院にするためのキッカケにしてください。
山本