今まで不正請求をする整骨院は、これからも不正請求をし続ける
こんにちは。
YMC株式会社のヨリミツです。
本日のブログも動画で視聴ができます。
連休後は、交通事故が増える時期ですね。
ヨリミツ治療塾でも交通事故でケガをされた患者様の初来院が多くある時期です。
すでに、今月は10名近くの新規患者さんが来られています。
ただ、この整骨院業界では最近、「不正請求」が話題になっているのがネックですよね。
交通事故で負ったけがの治療の通院日数を水増しし、保険金をだまし取ったとして、
愛知県警は25日、愛知県武豊町の「松崎接骨院」元経営、松崎孝信(37)=同町冨貴=と、
患者の会社員川野真道(37)=名古屋市天白区元八事5丁目=の両容疑者を詐欺容疑で逮捕し、
発表した。いずれも容疑を認めているという。岡崎署によると、川野容疑者は昨年11月に乗用車を運転中に追突事故に遭い、
接骨院に通院した。その際、柔道整復師の資格を持つ松崎容疑者は川野容疑者と共謀し、
通院日数を6日から23日に水増しした施術証明書などを作成。これを損害保険会社に提出し、治療費名目で2回にわたって保険金約18万円をだまし取った疑いがある。
気持ちはわからんでもないですが、不正はダメ。
真面目に請求をしている治療院からすると迷惑な話です。
この方はさらに30件は余罪があるそうで、ここからさらに追求を受けるそうです。
つらいですね・・・。
でも、おそらくこの方は以前から不正請求をするクセがついていたんだと思います。
以前、働いていた整骨院がそういう請求をしてたとか、そんなところから影響を受けているはずです。
突然、思い立って不正請求をすることは少ないですからね。
不正請求をする整骨院は、今までも、これからも不正請求をし続ける
今回はそういった、“組織の風土”についてお伝えしたいとおもってます。
最近、不正で話題になった大企業と言えば三菱自動車ですね。
EKワゴンなどの燃費を実際より良く見せて消費者にアピールしていたという問題です。
三菱自動車は、4月20日、日産自動車向けも含め、軽自動車4車種で、
実際よりも燃費をよく見せる不正を意図的に行っていたと発表しました。
実際よりも燃費をよく見せるなんてひどい話ですよね。
同じ軽自動車で比べたときに、燃費の良さで買うのを決めた方もいるでしょうから。
ここで、注目すべきなのは、
「この三菱自動車は、過去にも不正問題を起こしている」
ってことです。
三菱自動車では過去に二度のリコール隠しが行われ、車輪が突然外れて死傷者が出る事故を起こしているが、
今回で3回目のトラブル発覚となる。三菱自動車にはトラブルを隠す隠ぺい体質や企業風土があり、
それが事故の原因であると多数のメディアで報じられているが、これは正確な表現ではない。最も重要なポイントは「なぜ隠蔽体質が生まれたのか?」ということであり、
隠ぺい体質は結果であって原因ではない。
三菱自動車はこれで大きな隠蔽は3回目です。
3回もしたら、もう確実にそういう風土のある組織ってことですよね。
なにか都合が悪いことがあったら、とにかく隠蔽するという企業体質になっているのです。
企業風土や体質は、そう簡単には変わらない
これを自分の整骨院に当てはめてみましょう。
不正請求をしている
=日常的に水増しや、架空請求をおこなっている企業体質である
自費診療が売れない
=日常的に健康保険中心の施術しかしていない企業体質である
院内が汚い
=日常的に清掃をしない企業体質である
このように、言い換えることができます。
今回ブログの冒頭で、例にあげていた不正請求の事例。
これも不正をすることが企業体質になっている悪い例だと思っています。
今、自費診療の販売が上手くいっている治療院さんは存在します。
でもこれは、いきなり次の日からバンバン自費診療が売れ出したのではありません。
少しづつ治療院の企業体質を変化させていった結果、自費診療がバンバン売れる治療院になった、という話です。
日常的に自費診療が売れるので、スタッフの誰もが自費診療を売ることに疑問を感じることはありません。
それが、その治療院の企業体質だからです。
このように規模の大小はありますが、企業体質は各企業にとって重要な成功の要素となります。
企業風土や体質を変えていくのは「あなた」の役割
もちろん企業体質を創っていくのはリーダーである、あなたです。
あなたの目指す方向に、組織を引っ張ってください。
間違っても“不正が日常的な企業体質”にはしないでくださいね。
不正を繰り返しながら繁栄し続けている企業はありませんので。
ヨリミツ
追伸1:
今、現在のあなたの状況を作り出しているのは、
- 風土
- 体質
- 習慣
です。
こういったものは、そう簡単に変わりません。
なぜならば、「習慣」とか「体質」は、時間をかけて作られているものなので、染み付いているからですよね。
それに、人間には恒常性維持機能があり、「変化」にたいして抵抗をします。
だから、多くの人は、「変える」と決断ができないのです。
しかし・・・
「変わることができる人」
は存在します。
違いは何だとおもいますか?
おそらく「環境」です。
不正をし続ける人が近くにいたら、あなたも不正をし続ける人になるでしょう。
自費治療で成果を出している人が近くにいたら、あなたも自費治療で成果を出せるようになるでしょう。
近くにモデルとなる人がいれば、習慣も体質も、その人に近づきますからね。
あなたの周りには、どんな人がいますか?
どんな人達と付き合っていますか?
追伸2:
セミナーに参加しその業界のリーダーとお会いしてお付き合いしていくことは、「習慣」「体質」「風土」を変えることに非常に有効です。
このセミナーの講師である阿部さんは、本当にエネルギッシュです。
特に治療院を経営している女性の方は、一度お会いしておいたほうが良いですよ。
本当に良い影響を受けますから。
ヨリミツ