【動画】これからの社会で成功する可能​性が高い3つの能力

2016年2月13日

こんにちは。
YMC株式会社の山本です。

●これからの社会で成功する可能性が高い3つの能力

についてお話をします。

今回のブログの内容も動画で視聴ができます。

今、ダニエル・ピンクの『ハイ・コンセプト』って本を読んでいます。

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

今後を激動の時代をどう生き残り、成功を勝ち取るか?

そのヒントが満載ですね。

その『ハイ・コンセプト』の中に、

●バラバラの断片をつなぎ合わせる能力

が大事だと書いてあります。

いっけんバラバラで関係なさそうなものを組み合わせて、新しい価値を作り出す能力。

その能力が必要だと。

今後、僕らが生きていく世の中には「答え」はありません。

かつて高度経済成長期は作れば売れた世の中だったので、答えらしきモノがおぼろげに見えていた。

しかし、

今、治療院ビジネスも“こうやれば必ず成功する”っていう明確な答えはありませんよね?

そんな「答えのない」時代になってきた、と。

学生時代にやらされた、期末テスト。

あれなんて、明確な答えを求められるわけです。

しかし、

いざ社会にでると、あんな答えなんて実はなかった(笑)

あ、ちなみにデンマークでは、ティーチ(教える)という言葉は禁止になっています。

ティーチって「答え」を前提に教えるわけなんです。

でも…

「答えのない世界に、答えを前提にしたティーチはダメだろ」

ってことで、禁止になった。

つまり、“先生”って言葉自体もおかしいと『ハイ・コンセプト』の訳者でもある大前研一さんは発言してます。

2035 年、その時デベロッパーはどう生きるか

※26分45秒付近から

なるほどな、と。

そういった答えのない世の中を生きていくためには、僕らはどうしたら良いか?

そのヒントが、

●バラバラの断片をつなぎ合わせる能力

ってことです。

この能力をより具体的に言うと、3つに分類できると『ハイ・コンセプト』には書いています。

  1. 「境界」を自分で越えていく人
  2. 何か「発明」できる人
  3. 巧みな「比喩」が作れる人


ですね。

「境界」を自分で越えていけるか?

これまでは、一つの分野で専門知識をつければ成功は約束されました。

治療家も、施術技術を磨いておきさえすればよかった。

しかし現在は、全くちがう領域の仕事を同じレベルでこなせる人が儲かる時代です。

  • 治療+マーケティング
  • 治療+ITスキル
  • 治療+多言語


とかね。

今後は、境界を超えられる人じゃないと厳しいわけです。

「私は柔道整復師をせっかく取ったんで…これ一本で食っていきます!」

という凝り固まったセルフイメージでは、この先ヤバイかもしれません。

何か「発明」できるか?

かつて孫正義は、日本の高校を半年で中退してアメリカに渡りました。

それで、当時の彼女と結婚すべく経済的に自立しようと考えました。

実家からの仕送りを断った孫正義は、

「オレは勉強するためにアメリカに来たのに、金儲けばかりしてたら何しに来たかわからんやんけ」

と思って、自分ルールを作ったわけです。

●1日に5分だけ、勉強以外の時間を許そう

孫正義は考えました。

「5分で金を稼いで生活するには、肉体労働とか時給で金をもらう仕事じゃあかんで…!」

その結果、出した結論が、

●1日に5分で発明して、特許を取ろう

その結果、学生時代に世界初の“音声付き電子翻訳機”を発明。

その権利をシャープへ1億円で売却しました。

ちなみにこのとき発明した音声付き電子翻訳機は、すでにある既存のモノを組み合わせただけだった。

●音声合成機+辞書+液晶ディスプレイ=音声付き電子翻訳機

そういえば、ラジカセもラジオとテープレコーダーを組み合わせたものですよね。

ドイツにある、フレディレックというコインランドリーも、

●クリーニング屋+カフェ

というコンセプトですよね。

境界を飛び越えた後、違う分野のものを組み合わせるたりして、新しい発明をする能力も必要になってくるわけです。

あなたの治療院にも、別の何かを組み合わせることで新しい価値をみいだせるかもしれません。

巧みな「比喩」が作れるか?

昭和天皇と、当時柔道の選手だった山下泰裕との園遊会でのデキゴト。

昭和天皇 「柔道は、骨が折れるだろうね」

山下 「はい。2年前に骨折したんですけど、今は体調も良くなりましてがんばっております」

昭和天皇 「・・・・・・」

笑い話になってますが、もちろん“骨が折れるだろうね”というのは比喩ですよね。

本当に骨が折れたかを聞いたわけじゃなくて、柔道は大変ですねと言っているだけです。

比喩とは、あるものことを別の観点で理解するというコトなわけです。

『ハイ・コンセプト』でダニエル・ピンクは、こう言っています。

比喩的な思考ができるのは人間の脳だけであり、
コンピュータには決して検出できない関連性を
発見するのも人間の脳なのである。

豊かな時代には、斬新で人を惹きつけるものを考案し
創造できる人が、最も多額の報酬を得るとができる。

だからこそ、比喩を作れる能力が不可欠なのだ。

また、比喩を使うことでサービスに対するイメージを塗り替えることができます。

たとえばディズニーでは、従業員教育でこんな風に比喩を使っていました。

パーク入園時のゲートを通るとき、音がするんですよね。

これ、ディズニーではティンカーベル(妖精)が魔法の粉をかける音と言っています。

その入場ゲートを通過したら、入園ゲストはみんな魔法にかかって夢と魔法の世界に入るわけです。

なので、ゲート付近にいるスタッフに、

「あなたは、ゲストに魔法の粉をかける仕事なんです」

という風に言うそうです。

随分、印象が変わりますよね。

まとめ

長くなったので、まとめます。

背景として、答えがない時代に入った。

この時代を生き残り成功を手にするには、「バラバラの断片をつなぎ合わせる能力」が必要である。

その能力を持った人を3タイプあげるとすれば、

  1. 「境界」を自分で越えていく人
  2. 何か「発明」できる人
  3. 巧みな「比喩」が作れる人


ってことです。

山本