2位じゃ駄目なんです。忘れ去られちゃう

2017年10月3日

こんにちは。

YMC株式会社のヨリミツです。

ニュースで見たんですが、イチロー選手が

「2位じゃ駄目なんです。忘れ去られちゃう」

といってました。

イチロー、代打記録にあと1本届かず…「2位じゃ駄目なんですよ。忘れ去られちゃう」参照

彼は今シーズン代打安打のメジャー記録に1本届かず「2位の記録」を打ち立てました。

しかし、スポーツの世界で2位はほとんどの人に覚えられることはありません。

昔、私もスポーツの世界にいましたのでよく理解できます。

私が、日本代表の競泳チームのトレーナをしていたときのことです。

その際にオリンピックで1位、2位、3位になった選手と写真を撮ってもらって、それを治療院に飾っていました。

でも、残念ながら、ほとんどの方が2位、3位の選手を知りませんでした。

「オリンピックでメダリストなのに!!」

と、強く言いたいところですが、世間での認識は残念ながらこんな程度です。

それに比べたら経営の世界は、まだかなり基準が低く本当に助かります。

経営はスポーツと違い、世界一はおろか県下一じゃなくても食っていける

1番にならなくても、ある程度は収益を上げることも可能です。

1番でなくてもちゃんと生活できます。

特に治療院は地域ビジネスですので、地域の人のニーズを汲み取ることができたら世界で1番になる絶対的な必要性もありません。

考えるべきは、

「どうやって地域のニーズを拾うか?」

という部分です。

全国の治療院と争っているわけではないので、その地域のニーズの多くは、その地域に足りないモノと言い換えることができます。

先生の地域で足りないモノは何でしょう?

これ考えてリサーチしていくと、先生の治療院では大きな成果が出せるのではないかと思います。

今では自分の足を使わずとも、インターネットで

「何が足りないか?」

という部分は、ある程度は把握できてしまいますからね。

ネットで探しても探せない治療院は「存在しない」と一緒

これを逆に考えて見ると、検索して出てこないということは

  • 足りないモノ扱い

になってしまいます。

探してもらえないですから、「無いモノ」として扱われてしまうんです。

なので、新規に開業される方も、すでに開業されている方も、HPは必須だといえます。

そして、

  • 地域に足りないモノ+ 積極的な情報発信

この組み合わせが、かなり効果的です。

昔は治療院はそこまで数がなかったと思うのですが、今では一般的な治療院はたくさんあります。

実際ありすぎて、そんなに必要ないと感じています。

しかし、経営者の身になって考えると「必要ない治療院」になるのは困ります。

なので自分の治療院に「この地域で唯一の特色」を出していく活動が、今後ますます重要になってくるでしょう。

FBなどのソーシャルメディアをみていると、廃業して治療院を譲渡されたい方の情報が流れてきますよね?

これなどが

「治療院が必要なくなってきている実例」

ではないでしょうか?

どの様に特色を出していくか?

これについて深く考える必要がある時期に来ていると思います。

それでは今日はこのへんで。

ヨリミツ