金儲けが上手い治療院のほうが、レベルの高​い施術を提供できる

2015年10月19日

おはようございます。

YMC株式会社の山本です。

「金儲けが上手い治療院のほうがレベルの高い施術を提供できる」

という衝撃の事実をお伝えします。

こういった内容のメルマガを配信しているので、クレームの意見を頂くことがあります。

「金儲けのことばかりで不謹慎だ」

「金に目がくらんでいる。くだらない内容だ」

「治療家はお金ではありません。治してこそナンボだ」

という感じですね。

言いたいことは凄くわかります。

ただ、

「金儲けが上手い治療院のほうが レベルの高い施術を提供できる」

ことも事実です。

一体どういうことか?

そのヒントは、肉食動物の生態を見ると、わかります。

  • なぜ、肉食のライオンは野菜不足にならないか?

これがヒントです。

栄養学者の川島四郎さんが、アフリカのケニアに行ったときのことです。

「肉しか食べないライオンは野菜をどうやった補給してるのか?」

という疑問があったので、ライオンの生態をウォッチしたんですね。

すると、

「あっという間に疑問は解決した」

そうです。

シマウマをしとめたライオンは、

  • シマウマを肛門から食い破って腸をガツガツと食い始めた

のです。

とうぜん、草食動物の胃腸には、草が入っているわけですね。

実は、肉食動物も、草食動物を食って、必要なミネラル・ビタミンとかを補給している。

シマウマを食えば、肉の栄養と、草の栄養を一挙両得で手に入る。

これって、

「金儲けが上手い治療院のほうがレベルの高い施術を提供できる」

と同じことです。

つまり、何が言いたいか?

金儲けが上手い治療院経営者は、

  1. レベルの高い施術ができるスタッフを雇える
  2. レベル高い施術を提供できる土壌(スキル・機会・人脈)が得られる

ってことです。

治療院経営者が肉食のライオンだとしたら、施術が上手いスタッフが草食のシマウマなわけです。

あなたがノドから手が出るほど欲しい施術能力やスキルは、買えてしまう

治療院を「経営」している人は、実は、治すことが仕事ではありません。

治療院を「経営」することが仕事なんです。

お金を稼ぐことが第一なんです。

「痛みで苦しんでいる目の前の患者さんを治してナンボです!」

という理念を貫きたいなら、儲かっている治療院に就職したほうが良いですよ。

治療院のスタッフは、目の前の患者さんを治すのが仕事ですから。

腕が良ければ、それなりの給料で雇ってくれるでしょう。

別に無理して「経営者」でいる必要はありませんからね。

そのほうが幸せかもしれません。

経営者になってしまうと、どうしても「経営」が一番の仕事になってしまう。

これは仕方がないんです。

もちろん、施術スキルは重要です。

これがないと治療院として死んでしまう。

肉食動物にとっての「草」と同じです。

解決策は、ライオンに見習って、草食動物を食えばいいんです。

あなたに無い能力を持った人を取り込めば良い。

かなりドライな考え方ですが、成長している企業は同じことをしています。

Googleは、動画共有サービスの技術が欲しかったので、YouTubeを買収しました。

ソフトバンクは、携帯電話に参入したかったので、ボーダフォンを買収しました。

Facebookは、写真共有サービスが欲しかったので、インスタグラムを買収しました。

成長する人は、自分にない能力を持った人を、上手に取り込んで行くんです。

もちろん、

「自分と家族が食っていけるだけ稼げれば良い」

という商店街のオヤジ的なところで満足できるのであればそれも良いです。

人によって方向性は違いますからね。

でも、あなた1人が治せる患者さんの数は、たかが知れていますよ。

「痛みで苦しんでいる目の前の患者さんを治してナンボです!」

って言えばいうほど、あなたが与えられる社会的なインパクトは、微々たるものになってしまう。

ジレンマです。

つまり、

  1. より多くの患者さんを救いたい
  2. もっと社会的なインパクトを与えたい
  3. 自分の存在意義を証明したい

というパッションがあるならば、自分にない能力を持った人を、取り込まなければならない。

こういったことから、

「金儲けが上手い治療院のほうが、レベルの高い施術を提供できる」

ってことに繋がるのです。

山本