治療院でお金を儲けることは悪いことだ

2014年1月19日

こんにちは。YMC株式会社の山本です。

正直言うと、これからするお話は、あなたには受け入れられないかもしれません。

もしかしたら、ある人は高く評価してくれる話かもしれませんが、ある人は低い評価をする話でしょう。

そんな感じで、意見が別れる部分であります。

でも、個人的に言わせてもらうと、僕はこの考え方ができるようになって、救われました。

その、「豊かになるための考え方」をお話させていただきます。

お金を儲けることは悪いことだ

人間は誰しも、

●お金儲けへの潜在的なブレーキ

を持っています。

●「お金を儲けることに罪悪感を感じる」
●「お金儲け=悪いことだ」
●「お金は全てではない」
●「お金のことしか考えてない人は、いつか必ず失敗する」
●「あいつらは悪いことをしているから、儲かっているんだ」

という考え方を刷り込まれて育ってきています。

特に日本教育の常識の中で育った僕らは、「お金を儲けることは、誰かを損をさせることだ」と思っています。

というより、そういう教育をされてきたわけです。

日本人って、学校でも家庭でも「お金の稼ぎ方」を教育しませんよね?

そうではなくて、

●汗水たらして労働することは尊い
●お金は労働に対する対価をもらうことだ
●ツラい仕事をしなければお金を貰ってはいけない

などと「サラリーマン思考」を暗に教えこまれます。

これって、権力に従う「従順な労働力」を育てることには向いていますが、リーダーシップが必要な「起業家」を育てることには向いていません。

つまり、多くの日本人は、お金儲けの話をチラつかせることは「悪いこと」だと思っているわけです。

「悪い」とは思ってないかもしれませんが、何か「特別な感情」というか「なんらかの偏見」を持っていることは明らかです。

お金を誰かから貰うことは、相手からお金を奪って減らす悪いことであり、やってはいけないことだ、と。

これは、僕ら日本人が、幼少の頃より植え付けられた「教育」によるものでしょう。

もちろん、その教育は、我々日本人のみが持つ「美徳」を育んでくれたモノでもあります。日本人の「尊さ」「誇り」とでも言い表せるかもしれません。

ですが、このグローバルな情報社会の中では、デメリットにもなります。

ネットが発達してきて、様々な情報がクリックひとつで手に入る世の中です。

国境なんて、ほとんどない状況。外国人と渡り合う場合には、その「日本的な美徳」の考え方は足かせになる場合もあることを忘れてはいけません。

特に、中韓の「のび太のモノは俺のモノ、俺のモノは俺のモノ」精神は、日本人にとって脅威であることは間違いないでしょうね。

いずれにせよ、商売に携わる人は、「相手からお金を貰うこと」は、避けて通れません。

でも、「お金儲けへの罪悪感」があると、色々と勉強をして、集客する方法や稼ぐ方法を学んだとしても、いざ行動しようとしたら思いとどまってしまう。

そんな現象が起きます。しかし、よく考えると、

●「商売でお金を儲けることは悪いこと」

って考えること自体が、そもそも大いなる勘違いなんです。

商売はゼロサムゲームではない

お金を誰かから貰うことは、相手からお金を奪って減らす悪いことであり、やってはいけないことだと思っている方は、

商売のことを、為替やスポーツやギャンブルなどの「ゼロサムゲーム」だと勘違いしています。

※ゼロサムゲームとは、あるプレーヤーの利益が増せば、その分だけ他のプレーヤーの損失が増えるゲームのこと。麻雀や競馬、スポーツ、パチスロやFXなどがゼロサムゲームの代表的なモノ。

しかし、商売は「ゼロサムゲーム」ではありません。

それに、本来「豊かさ」とか「富」って言うのは「無限」なものです。

海のようなものです。

海に行って、海水をできるだけ吸い上げようとしたときに、何を持っていくでしょうか?

●スプーン?
●でっかいバケツ?
●タンク車?

海からスプーンで海水をすくおうが、タンク車にポンプで吸い上げようが、海水はちっとも減りません。

無限なんです。

貰っても、貰っても、なくならないモノ。

ところが、多くの人は、「お金」や「富」は有限だと思っています。

あなたが1万円手にしたときに、誰かがその1万円を失うと思っています。

果たしてそうでしょうか?

よく考えてください。

1万円であなたが施術を売った場合、患者さんは1万円分の価値を受け取ります。

ってことは、

●あなた→1万円の現金を得る
●患者様→1万円分の価値を得る

つまり、世の中に2万円分の価値を生み出したってことになるとも考えられるわけです。

相手のお財布というミクロな視点から考えると、一時的には現金は減っているように見えますが、マクロな視点から見ると、患者さんは1万円分の健康を手に入れることで、1万円以上の価値を受け取ることになるわけです。

腰痛で仕事ができなかったが、その治療を受けることで仕事に復帰できるかもしれない。

スターバックスを飛躍的に成長させたハワード・シュルツは言いました。

「ビジネスは単なるゼロサムゲームではない。このことを自覚できない経営者が増えている」byハワード・シュルツ(スターバックス元CEO)

そうなんです。商売は、為替取引やギャンブルのような、ゼロサムゲームではありません。

あなたが、お金を儲けたからといって、誰も苦しみませんし、誰も不幸になるわけではないのです。

逆です。

あなたが儲かれば儲かるほど、お客さんに多くの価値を与えたことになるのです。

「お金儲けをしてはいけない」

と勘違いをして、限界を作っているのは、果たして誰でしょうか?

山本