うちの患者さんは、自費をすすめても受けて​くれない。地域柄、仕方がないですよ

2015年10月19日

お世話になります。

YMC株式会社の山本です。

「うちの患者さんは、自費をすすめても受けてくれない。地域柄、仕方がないですよ」

とおっしゃる方も多いと思います。

どうしたら、自費診療を受けてくれるでしょうか?

  • 自費の進め方のトークを変える?
  • もっとスゴイ施術を身につける?
  • 新しい機械を入れる?

などの案がでると思いますが、実は、それだとなかなか成果が上がりません。

もっと、根本的なことにあります。

それは、

「そもそも、自費を払いたくない人を集めているから」

です。

「保険を使いたい人」が集まるように、HPや看板などを作っているからです。

そもそも、保険しか受けたくない人に、自費は売れない

買わないと決めている人に、ムリヤリ買わせることほど、難しい物はありません。

そういう人に、どんなに流暢なセールストークでも、どんなにスゴイ施術でも、どんなに新しい機械でも、売れないものは、売れないのです。

スーパー玉出のお客さんに、超高級フランス料理は売れません。

「でも、山本さん、うちには、高齢者の保険の患者さんしか集まらないんです」

って言う方も多いでしょう。

そりゃそうです。

保険を使う患者さんの周りには、保険を使う患者さんしかいない。

保険を使う患者さんの紹介で、保険を使って欲しい患者さんが来る。

類は友を呼びますからね。

わりと極端なことをしないとダメ。

どうしたら良いか?

最初から、自費でも買う人をターゲットにした広告を作るのが一つです。

これは、コミットメントの問題です。

覚悟の問題です。

チラシやホームページの保険の料金を消す。

自費施術しか広告しないようにする。

すると、自費を払う気の人しか、そもそも来院しません。

こんな感じで、患者層を新陳代謝させるしかありません。

ふさわしくない患者さんは排出するしかない

「治療院」は、生きています。

生物と同じです。

食べたものは、ずっとお腹に留まるわけではなく、便として排出しないといけません。

排出しないと便秘になって、不具合をおこすわけですよ。

ちなみに、植物は排出機能がありません。

しかし、植物も、生きている以上、老廃物はたまるので、排出しないといけない。

そこで、植物は老廃物を葉っぱの中に溜めて年に一回、落葉するわけです。

自分の身体の一部を犠牲にする。

治療院も成長してくためには、

  • 吸収→排出

という循環をしなければならない。

この循環のときに、顧客層を入れ替えて行くんです。

ちなみに、ヨリミツ治療塾も昔は、高齢者とか生保とか、よく来てたそうです。

でも、ある時期から、新陳代謝をし始めました。

良い患者さんを入れるために、ふさわしくない患者さんを排出したんです。

排出したら、そこにスキマができます。

そのスキマに、良い患者さんが、ポンポンと入っていく。

たまに、思い切ったように、

「今日から保険効きません!」

とガラっと完全自費に変える方も居ます。

もちろん、度胸は素晴らしいですが、そのぶん負担も大きいです。

スーパー荒療治ですよね。

体力がないと、そのまま死にます(笑)

ですので、徐々に、じょじょに・・・

  • 吸収→排出→吸収→排出

と繰り返していく。

保険を使う既存患者さんはそのまま診て、新規患者のみ自費をすすめる。

そういうフローで、数年後には患者層が完全入れ替わるかんじで、良いのではないでしょうか?

山本