【動画】予防的な行動を早めにとっておくこ​とでトラブルは未然に防げる

2016年2月18日

こんにちは。
YMC株式会社の山本です。

今回のブログの内容も動画で視聴ができます。

「遺言を書いてないばっかりに、親族一同の骨肉の争いが起こるんです!」

と相続専門の税理士さんが言ってました。

えーっと、地元の銀行主催の相続セミナーに参加してみました。

まわりの参加者は、白髪まじりのおじいちゃんとおばあちゃんしかいません(笑)

場違い感が満載でしたが、知らないことがたくさんあって勉強になりましたよ。

「相続と治療院経営って関係あるんですか!?」

なんて声が聞こえてきそうですが、直接的には関係ないです。

でも、実際にうちのクライアントの整骨院の先生は、まさにこの相続でモメにモメてるそうです……。

関東で整骨院を経営されていますが、東北の実家のオヤジさんが急死。

結果、不動産の処分や親戚対応、お墓のことなどで色々と大変な状況に。

それで、治療院のある関東と実家の東北を約3日おきに往復せざるを得なくなったとか。

最近連絡があって、

「関東にある自院を一時休院します…」

という報告を頂きました。

誰が財産を相続をするのかでモメているわけですね。

いやぁ、これヒトゴトではないですよね。

僕も、そうなる可能性は充分ある。

金額の大小でモメるのではなくて、感情的な何かでモメる

「イヤイヤ、相続でモメるとか莫大な遺産を相続することになったからでしょ?」

「うちの親は財産なんてあまりないし、少額なのでモメることなんてあり得ない!」

って思う人もいるでしょうが、そうでもないようです。

相続の専門の税理士さんが言うには、

「感情的なことでモメます。金額ではありません」

ってことらしいです。

実際、相続で裁判になった案件の3割は、相続額が1000万円以下だそうです。

金額の大小ではないんですね。

じゃ、どうしたら良いか?

ってことなんですが、

●公正証書遺言

ってやつを亡くなったオヤジさんが、生前に作っていれば良かったわけですね。

いわゆる、法的な拘束力のある遺言のこと。

亡くなった人の意志がバシッと通るので、残された遺族も相続のことで言い争いすることもなくなる。

これ、つまり…

●あらかじめ公正証書遺言を作って「予防」しておけば良かった

ってことなんですよ。

予防的な行動を早めにとっておくことでトラブルは未然に防げる

●曲突徙薪(きょくとつししん)

という言葉があります。

「突」とは煙突のことですね。

ある家で、かまどの煙突がまっすぐ突き出しそのそばに薪が積んでありました。

この様子を見たある人が忠告しました。

「煙突を曲げて、薪は別な場所に移したほうが良いよ。そうしないと火事になりまっせ」

しかし、

その家の主人は言うことを聞かず、やがて本当に火事になってしまった……。

つまり、「予防は大事だよ」って教えを説いた言葉が

●曲突徙薪(きょくとつししん)

ってことですね。

人間は不思議なもので“予防アプローチ”を面倒くさがってやりません。

「このジュースを毎日飲めば、ガンを防げるよ」

っていう予防ジュースは、数百円でも売れません。

しかし……

「このジュースを飲めば、ガンが一瞬で消えるよ」

っていうジュースがあれば、何億円という価格であっても買う人はいるでしょう。

人間は、解決策ばかり求めます。

でも、どう考えても予防をしっかりしたほうが良いわけですよ。

予防にチカラを入れるほうが賢い。

僕らは、解決よりも予防にチカラを入れましょう。

山本