相手を思い通りに動かす方法

2016年1月9日

こんにちは。
YMC株式会社の山本です。

以前のブログでも書きましたが、毎年、正月には四国八十八ヶ所めぐりをしています。

空海という坊さんゆかりの88か所の寺院をめぐるというスタンプラリーですね。

僕も四国八十八ヶ所のいろんな寺を巡ったんですが、色々と空海の面白いストーリーが寺に残っています。

例えば…

●杖を地面に突き刺したら、そこから水が溢れてきた

とか不思議な伝説が残っているんですよね。

その水は今でも出ていて、それを飲めばご利益があるって言う感じです。

しかも、一つや二つではなくて幾つもあります。

例えば、文献にはこんな記述が残っています。

空海が超能力のことを天皇に告げると、あまりのホラ吹き具合に怒った天皇は空海にその証拠を見せろと迫るのです。

すると空海は座ったまま真言を唱え始め、瞬く間に空海の体は

●黄金に輝く釈迦如来に姿を変えた

と伝わっています(笑)

「そんなアホな話はあるか!」

って感じですよね。

どうやら一説によると、実は空海って催眠術の使い手だったのではないか?

と、まことしやかにささやかれているのです。

空海は人の心を操る達人だったわけです。

そのワザを駆使して、相手に不思議な現象を見せていたと。

僕らは日々、“なんとなく”心を操作されている

僕らは何かを判断するときに、

●なんとなく

選択しています。

例えば、買い物にでかけたときになんとなく買ってしまったことなど多々ありますよね?

他にも、初対面なのになぜか良い印象を抱く人と出会うことがあります。

イケメンでも、美女でもないが「何となく」惹かれてしまう。

もちろん、逆もあります。

服装も体型も顔も言動も、カンペキ。

でも、どういうわけか「なんとなく変な感じだな」という印象を受けてしまう人。

あなたの周りにもいませんか?

そう考えてみると、僕たちはほとんどこの「なんとなく」であらゆる判断をしていると言っても過言ではない。

この「なんとなく」こそ潜在意識が感じる印象なんですね。

セールスの達人とか、宗教の教祖とか、政治家のスピーチライターとか、この潜在意識に働きかける技を駆使して僕らの判断を意図的に誘導しているわけです。

そう、空海が民衆に不思議な現象を見せてあらゆる信者を獲得したように……。

「前提」されると逆らいにくくなる

僕らは、空海のように幻覚を相手に見せることはできません。

でも、潜在意識に働きかけて相手に気づかれずに誘導することができます。

例えば、

「この仕事をお願いしたいんだけど、いくらなんでも午前中までにやって貰うのは無理ですよね?」

というお願いの伝え方。

これは前提挿入という心理誘導ですが、

「今日中は無理だ」

と思わせた時点で、仕事を請け負うことを承諾させることができます。

他にも、こんなものがあります。

「もう、ラインって教えてもらってましたっけ?」

という文句。

「まだ教えてない」

と思ったら、これから教えることを承諾してしまいます。

つまり、

●コチラが望む結果を前提に話をすすめる

というトークは、相手をその通りに誘導しやすいのです。

人に「YES」と言わせるのが上手い人は、こういった方法を巧みに駆使しながら誘導しているんですよね。

成功したかどうかを、またメールで報告してくれると嬉しいです(笑)

山本